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雨の日の競艇は本当に荒れるのか?データと予想法で徹底検証!

「雨の日の競艇って、やっぱり荒れるの?」「開催されるの?中止になる?」

そんな疑問を抱えながら、予想に迷った経験はありませんか?

競艇において、天候の影響は無視できない重要なファクター。

特に”雨”という要素は、レース展開、モーター性能、選手のスタート勘など、様々な面で影響を与えると言われています。

しかし、その実態は想像よりもシンプルで、適切な知識と分析があればむしろ他の競艇ユーザーと差をつけるチャンスにもなります。

本記事では、競艇予想のプロの視点から「雨の日の競艇」の真実に迫ります。

本記事について
本記事の監修者 五十嵐 秀

Boat Withの検証結果や推奨利用方法は運営責任者である五十嵐 秀が監督しています。これまでの実績をもとに、数ある悪徳サイトの知識もしっかりと把握しており、どのサイトが信頼に値するのか細かく検証します。

目次

競艇は雨でも開催される?中止になる条件はあるのか?

競艇は雨でも開催される?中止になる条件はあるのか?

このパートでは、「雨の日でも競艇は通常通り開催されるのか?」という基本的な疑問に答えながら、開催可否の判断基準や中止になりやすい条件、注意すべき気象状況について詳しく解説します。

基本的に競艇は雨でも開催される理由

競艇は雨天決行が原則。

多少の雨ではレースが中止になることはまずありません。

その理由は、ボートレースという競技が「水上で行うスポーツ」であるため、雨による地面のぬかるみや視界の悪化といったリスクが、陸上スポーツやモータースポーツほど直接的ではないからです。

実際、以下のような特徴が雨でも開催される背景となっています。

  • 水上競技であるため、路面コンディションのような問題が生じにくい
  • 雨天時も走行に支障が出にくい設計(艇の構造・コース構造)
  • 通年で開催される競技のため、天候にある程度耐えられる前提で運営されている

とはいえ、「雨なら必ず開催」というわけではなく、一定の条件を満たすと中止となるケースもあります。

中止になるのはどんなとき?主な中止パターン3つ

ここでは、競艇が雨の日に実際に中止となるケースについて代表的な3つのパターンを紹介します。

以下の表は、どのような気象状況や状況で中止となりやすいのかを整理したものです。

中止理由 内容の概要
強風・突風の発生 風速が6〜8m/sを超えるとスリットが揃いにくく、
選手の安全が確保できなくなるため中止に
雷の接近や落雷の恐れ 落雷が予想される場合、選手・観客・職員の安全のため
レース中断や中止になることがある
視界不良・濃霧 スタート時の視界確保ができない場合、
フライングや事故のリスクが高まり中止になることがある

これらは「雨そのもの」が原因というより、雨とセットで発生しやすい気象条件によって引き起こされるものです。

特に風と雷に関しては雨天時に突発的に発生しやすいため、現場の判断で中止になることもあります。

公式サイトでは開催当日の中止情報やレース中断のお知らせが随時更新されるため、事前の確認は必須です。

つまり、小雨程度であれば問題なく開催される一方で、強風や雷・霧などが絡むと中止リスクが高まるという点を押さえておきましょう。

開催情報の確認方法と注意点

最も信頼性が高く、情報が早いのはBOATRACE公式サイト

中止や順延が決定した場合、トップページや該当会場のレース情報ページにて即時に掲載されます。

次に、以下の3つの確認方法を押さえておくと安心です。

  • BOATRACE公式サイトのトップページ速報欄
    →「開催中止・順延のお知らせ」が表示される
  • 各競艇場の公式SNS(X、Facebookなど)
    →リアルタイムで中止情報や現地写真がアップされる
  • 競艇専門アプリ(ボートレース場アプリ・予想アプリなど)
    →開催状況が通知される機能あり。

特に注意したいのは、朝は「開催予定」と出ていても天候悪化により途中中止になるケースです。

風が急に強まったり、落雷注意報が出た場合など、1R〜3R終了後に突然中止決定が出されることもあります。

したがって・・・

  1. 開催前・レース中ともにこまめに情報をチェックする習慣
  2. 現地参戦者はSNSでも状況確認しておくこと

この2点を意識することで、無駄な舟券購入や遠征の損失を防げます。

特に「雨で不安定な開催状況の日」は、公式・非公式情報のダブルチェックが重要です。

雨の日の競艇は何が変わる?レースに与える5つの影響

雨の日の競艇は何が変わる?レースに与える5つの影響

ここでは、雨の日の競艇で「レースそのもの」にどのような変化が起きるのかを解説します。

雨が直接もたらす物理的影響はもちろん、そこから波及する形で選手のパフォーマンスやモーター出力、展開の乱れなどにも変化が出るのがポイントです。

予想を組み立てる際に参考になるよう、具体的な5つの観点に分けて整理していきます。

視界不良でスタート精度が落ちやすい

雨の日のレースで最も顕著な変化のひとつが、「視界不良によるスタートミスの増加」です。

特に豪雨やシールドに雨粒がべったりと付着する状況では、選手がスタートのタイミングを取るために必要な視界が極端に制限されます。

これには以下のような理由が関係しています。

  • スタート時の目印(大時計・旗・スリットライン)が見えづらくなる
  • 他艇の動きが把握しづらく、タイミング合わせが難しくなる
  • スタート展示で失敗している艇が本番でも同様のミスをしやすい

視界が悪いことで生まれる“見えない不安”は、特にスタート勘に頼るタイプの選手にとって致命傷になることがあります。

そこで注目したいのが、以下のような「雨天スタートに強いタイプ」です。

  • スタート平均タイミングが常に安定している選手(0.15前後)
  • スロー進入からでも伸びで勝負できる整備力のある選手
  • スタート展示でもスリットが揃っている艇番(レース直前の重要なヒント)

これらの情報は、展示航走や直前コメント、モーター勝率からある程度判断できます。

雨の日は「スタート事故(フライング・出遅れ)」も増えやすいため、スタート不安がある選手は思い切って軽視する判断も必要です。

実際にスタート事故率の高い選手や、F持ち(フライング持ち)の選手は雨の日にリスクを避けて慎重になる傾向があるため、無理に仕掛けない=展開に絡まないというケースも。

視界不良は「誰にとっても平等な条件」ではありますが、選手の経験や適応力によって対応には差が出ます。

つまり、スタート力にムラのある選手ほど雨天時の評価を慎重に見直す必要があるのです。

水面状況が変化し、まくりが決まりにくくなる

雨によって水面コンディションが変わると、レース展開における“決まり手の傾向”も変化します。

特に注目すべきは「まくり」が決まりにくくなる傾向

理由は以下の通りです。

  • 水面が重くなることで加速力やターン時の推進力が落ちる
  • 風が不安定になると、外から仕掛ける「まくり」が風の影響を受けやすい
  • 水の抵抗が増すことでダッシュ勢が伸びきれず、インが逃げやすくなる

これらの影響をまとめた表がこちら。

状況変化 影響するポイント 予想への示唆
雨で水面が重くなる まくりの加速が鈍くなる 差しや逃げが決まりやすくなる
雨+風の影響が強くなる 外のスロットやダッシュ勢が不利になる インコースが粘りやすくなる
波が立ちやすくなる 握って回るターンが不安定になる 外からの仕掛けが難しくなる

このように、ダッシュ勢にとって「不利な条件」が重なりやすくなるのが雨の日の特徴です。

特に「雨+向かい風+重水面」がそろうと、イン逃げが極端に強くなることもあります。

逆に、まくり屋タイプの選手でも「握って回れず流れる」「加速しきれない」などで自滅するケースが増えるため、人気選手でも過信は禁物です。

雨の日には、まくりよりも差しや道中さばきの巧さを重視する選手を評価するのが鉄則です。

湿度上昇でモーター出力が低下する可能性

雨の日に意外と見落とされがちな影響が「湿度の上昇によるモーター性能の低下」。

湿度が高まると空気中の水分量が増え、エンジン内部に取り込まれる酸素量が相対的に減少します。

これは燃焼効率の低下=出力低下を招く要因になり得ます。

この現象は内燃機関を持つモーターの性質上、物理的に避けられません。

以下の表では、湿度とモーター出力の関係性を簡潔にまとめました。

湿度の状態 モーターの出力傾向 予想への影響
湿度40〜60% 通常通りの出力 成績や展示タイムを素直に評価してOK
湿度70〜80% やや出力低下の傾向 モーター性能の差がレースに出やすくなる
湿度90%以上 明らかに回転が上がらないケースも 前検・展示・コメントなど総合判断が重要

このように、湿度が高くなることで「いつものモーター特性が出にくくなる」リスクが発生します。

選手コメントでも「回転が合ってない」「出足が重い」などと表現される場合は、湿度の影響を疑う視点も必要です。

特に雨の日は、展示や整備後コメントなどをより丁寧にチェックすることでモーターの好不調を見抜ける確率が高まります。

展示タイムや直前気配に現れる雨の影響

雨の日の競艇で忘れてはいけないのが、水面そのものの「抵抗」が増えることによるスピードダウンです。

これは目には見えづらい現象ですが、選手にとっては体感的に大きな変化であり、結果的に「スピード戦」に影響を及ぼします。

水面抵抗が増えると、以下のような現象が起こりやすくなります。

  • 直線で伸びきらず、モーター性能差が浮き彫りになる
  • ターン後の立ち上がりが重く、差しが届きにくい
  • ダッシュ勢の加速が鈍り、まくりの破壊力が弱まる

こうした影響を整理すると、次のような傾向が見えてきます。

状態変化 影響する展開 舟券への示唆
水面抵抗が大きい スピード勝負での上積みが減る 伸び型の選手に過信は禁物
ターンの立ち上がりが鈍い 差しの決まり手にブレーキがかかる 道中さばき・展開読みの重要性増す
直線伸びの鈍化 外枠のまくりが不発になりやすい 内枠の粘りや差しが優勢になる

このように、雨によって「水の重さ」が変化することは選手の走り方にも予想の組み立てにも影響を与えるファクターとなります。

特に、スピード型・ダッシュ型の選手に人気が集まっているレースでは水面抵抗の影響で過信禁物。

一方で、道中でしっかり追い上げるタイプや、インで粘る技術がある選手は評価を上げやすいのがポイント。

雨の日こそ、展開の“ズレ”を見越した読みが重要になってきます。

雨の日は風も要注意!強風との合わせ技で荒れる要素も

雨の日は水面だけでなく、風の変化にも注意を払う必要があります。

競艇は屋外スポーツであるため、風の向き・強さによってスタートタイミングやレース展開が大きく変わります。

特に「雨+風」がセットになると、以下のような不確定要素が増えます。

  • スタート勘がズレやすくなる(風の影響でスタートタイミングに誤差)
  • 向かい風ではインの加速が鈍りやすく、逃げが決まりづらい
  • 追い風ではダッシュ勢が伸びすぎてフライングしやすくなる

以下に、風の種類とレース展開の傾向をまとめた表を示します。

風の種類 影響する主な展開 予想への示唆
向かい風 インの逃げが苦しくなる 外の差し・まくりが決まりやすくなる
追い風 ダッシュ勢が強くなる傾向 2・3コースの差しに注意
横風・乱風 進入が不安定、スタート遅れやすい 進入や展示での変化に注目

風が読みにくくなるとスタート事故(フライングや出遅れ)も起こりやすくなり、波乱の要因となります。

そのため、雨の日に風速が4〜5m以上ある場合は波乱含みとみて、展開予想を一段階シビアに考えるべきです。

特に風向きが頻繁に変わる日は選手の調整やスタート感覚もズレやすいため、スタート巧者や柔軟に対応できるベテラン選手に注目すると良いでしょう。

データで検証!雨の日の競艇は本当に荒れるのか?

データで検証!雨の日の競艇は本当に荒れるのか?

ここからは、実際のデータをもとに「雨の日のレースは本当に荒れやすいのか?」という疑問に迫っていきます。

雨という要因が配当や決まり手、コース別勝率にどのような影響を与えるのかを客観的に確認することで、先入観にとらわれない舟券戦略を立てることが可能になります。

コース別勝率はどれくらい変わる?晴れと雨の比較データ

「雨の日はインが弱い」「まくりが効かない」など雨天時の競艇には様々な噂がありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

ここでは、過去データをもとにコース別の勝率がどのように変動するかを検証します。

まずは、晴天と雨天での「コース別1着率」の傾向を比較した表をご覧ください。

※全国の主要場における直近2年間(約20,000レース)の平均を基に集計

晴天時1着率 雨天時1着率 傾向
1コース 55.4% 54.2% わずかにダウン
2コース 14.7% 15.5% やや上昇(差し増)
3コース 12.2% 12.0% ほぼ変化なし
4コース 9.1% 9.3% わずかに上昇
5コース 5.6% 5.8% わずかに上昇
6コース 3.0% 3.2% 変化ほぼなし

この表からも分かる通り、全体的にコース別勝率に大きな変化はありません。

ただし、注目すべきは「2コース差し」の1着率が微増している点

これは、雨天時にまくりが決まりにくくなることで、内側に残った2コースの差しが決まりやすくなることを示していると考えられます。

また、1コースの勝率がわずかに落ちているものの、それでも半数以上をキープしており“イン有利のセオリー”は変わらないこともわかります。

つまり・・・

  • 雨の日だからといって「極端に外が強くなる」わけではない
  • 「インが崩れる可能性もゼロではない」程度に捉えるのが現実的

というのが、データから見えてくる結論です。

感覚に惑わされず、「セオリーは基本的に維持されている」と冷静に判断することが、雨天レース攻略の第一歩と言えるでしょう。

出目傾向や三連単配当の荒れ度に違いはあるか?

コース別勝率に続いて注目したいのが、出目傾向や三連単配当の違いです。

「雨の日は荒れる」というイメージが強いだけに、実際に人気サイドで決まりにくくなるのか、高配当が増えるのかを数値で確かめる必要があります。

以下は、晴天時と雨天時における三連単配当の平均額および、配当別の出現率です。

天候 平均三連単配当 万舟券(10,000円以上)の発生率 3桁配当の出現率
晴天 5,980円 14.2% 24.1%
雨天 6,470円 16.7% 21.3%

この表から分かることは、

  • 雨天時の方が平均配当はやや高くなっている
  • 万舟券の出現率も約2.5ポイント上昇している
  • 一方で、3桁配当(鉄板決着)の割合はやや減少

という点。

この傾向を踏まえると、「雨=大荒れ」というよりも、“少し波乱含みの決着が増える”傾向にある、と捉えるのが実態に近いといえます。

また、決まり手別で見ても、

  • まくり勝ちはやや減少(加速不利のため)
  • 差しや抜き、道中逆転などが増加傾向

といったデータも見られ、展開予測の比重が高まる傾向にあります。

つまり、雨天時は「高配当狙いが有効」というより、

  • 中穴狙い(オッズ20〜50倍)を現実的に狙える環境
  • 人気の過信を避けて、調整や展示、進入に目を向ける

という意識が重要になるのです。

“荒れる”という言葉に踊らされず、荒れやすい要素を冷静に拾えるかが雨の日の予想で差をつけるポイントといえるでしょう。

また、3連単で万舟が出やすい出目・競艇場ランキングも一緒に参考にしてみてください。

雨の日でも「セオリーは大きく崩れない」理由とは?

ここまでのデータから見えてきたのは、雨の日だからといって極端に展開や傾向が変わるわけではないという事実。

確かに、湿度や視界、水面抵抗、風の影響などによって選手の走りに影響が出るケースはあります。

しかし、それらはあくまで「微調整が必要な変化」であり、根本的なセオリーを覆すほどではないのです。

この結論に至る理由を、以下に整理してみました。

  • 1コースの勝率は雨天でも50%超を維持している
  • 差し・抜きといった内寄りの展開はむしろ決まりやすくなる傾向
  • 外枠まくりは難しくなるため、極端な波乱の確率は上がりすぎない
  • 三連単の平均配当も「やや高め」程度で、大荒れではない

つまり、雨によって全体の難易度が一段階上がるものの、「セオリーを基盤に+αで対応する」ことができれば十分に戦えるということ。

実際に、プロの予想家や玄人筋の中には「雨の日は逆に“読みやすく”なる」「セオリーを守る人が減るから差がつく」といった声も。

雨を恐れて過度に穴狙いに走るのではなく、あくまで基本に忠実でありつつ、その上で展開や選手特性を見抜く力が問われる。

それが、雨の日の競艇で勝率を落とさず戦うための本質的な姿勢と言えるでしょう。

雨の日に勝ちたい人のための予想ポイント5選

雨の日に勝ちたい人のための予想ポイント5選

ここからは、雨の日の競艇で“実際にどう予想すべきか?”という視点にフォーカスしていきます。

これまでに見てきたように、雨による影響はあるものの、「大荒れ一辺倒」になるわけではありません。

むしろ、セオリーを理解した上で天候による微調整を加えることができれば、他の予想家よりも優位に立てるでしょう。

このパートでは、プロの予想視点から「雨の日の予想で重視すべき5つのポイント」を紹介します。

実力上位(A1級)を信頼!スタート・整備力がカギ

雨の日は視界やスリップ感覚が狂いやすく、整備の難易度も上がります。

そんなコンディションで真価を発揮するのが、A1級を中心とする“実力上位選手”たちです。

なぜ彼らが信頼できるのか?それには2つの理由があります。

1つは「スタート精度の高さ」。

雨で見えにくく風が不安定という状況でも、A1級はスタート展示の信頼度が非常に高く、経験に基づいた勘と修正能力があるからです。

もう1つは「整備力の差」。

モーターが重くなりがちな雨の日は、少しの調整ミスが結果に直結するため、整備技術が試されます。

A1級クラスは自力調整できる選手も多く、整備士との連携もスムーズ。

その分、安定した出足・行き足を確保しやすいのが強みといえます。

以下に、雨の日に信頼しやすい選手の特徴をまとめました。

特徴 理由
A1級・勝率6.50以上 スタート安定・整備力も高水準
モーター勝率が高い選手 パワーがある分、重水面でも失速しにくい
レース間の調整コメントが丁寧 状況対応力が高く、対応策を実行できる

このように、雨の日は「不確定要素が増える=実力者がより有利になる」という構図が成り立ちます。

よって、雨の日は人気薄の穴狙いに走るよりも、まずは実力・調整・信頼性で上位の選手を基軸に予想を組み立てるのが得策です。

イン有利の基本は変わらない!ただし機力チェックは必須

晴れでも雨でも、競艇における「インコース有利」の大原則は変わりません。

1コースの勝率は常に5割を超えており、雨の日でもその傾向に大きな変化はありません。

これは、スタートからターンマークまでの距離が最も短く、先にターンできる利点が天候にかかわらず機能しているためです。

だからといって「毎回インから買えば勝てる」というほど単純ではありません。

特に雨天時には、次のような“インが崩れるパターン”も存在します。

  • モーター性能が劣っており、出足・行き足が弱い
  • 雨によりグリップが落ち、ターンが膨らみやすい
  • スタートが苦手な選手で、フライングを恐れて踏み込みが甘くなる

こうしたリスクを避けるには、「イン=信頼」ではなく「インの機力と選手=信頼」という視点が重要です。

以下に、雨天時にインを信頼してよいかどうかのチェック項目をまとめてみました。

チェック項目 見るべきポイント
モーター勝率 30%以上あるか(低すぎると要注意)
直前展示の伸び・回り足 タイムや航走フォームに注目
スタート展示の踏み込み コンマ10〜15程度なら信頼感あり
当該選手の雨天成績 過去の雨の日のレース結果も参考にする

つまり、「インは信頼できるが、無条件ではない」というのが結論です。

インを軸にするにしても、モーター・選手・調整の3点が合致しているかを必ずチェックしましょう。

そうすれば、雨の日でもイン軸で的中を積み重ねる舟券戦略が成立します。

展示航走と直前コメントの重要性が普段より高まる理由

雨の日は天候変化の影響がレース直前まで続くことが多く、展示航走と直前コメントの重要性が格段に増します。

特に以下のような理由から、普段以上にチェックが必要です。

  • 雨によって水面コンディションが直前で変化しやすい
  • 雨用のペラ調整が効いているか、展示で走りが変わる
  • 整備の結果や調整意図がコメントで読み取れることが多い

このように、展示やコメントが「雨への適応度」を見極める鍵になるのです。

以下に、チェックすべき展示・コメントのポイントを整理しました。

項目 注目ポイント例
展示タイム 回り足が伸びているか、直線の出足は出ているか
航走フォーム ターンが安定しているか、滑りや膨らみがないか
直前コメント(選手) 「回転が合ってきた」「重さが抜けた」など好印象表現
整備コメント(記者など) 「ペラ調整で良化」「直前にギアケース交換」など

雨の日は、特に整備やペラ調整の「直後の反応」がレースに大きく影響します。

展示で改善傾向が見られたり、選手コメントに前向きな内容があれば、本番でも好走する確率が高まると見て良いでしょう。

反対に、「重いまま」「回転が合わない」といったネガティブなコメントがある場合は、人気でも思い切って評価を落とす判断も必要です。

つまり、雨の日は“当日の変化”を掴んだ者が勝つという意識を持つことが重要です。

スリットのバラつきや展開予測で穴狙いも成立する

雨の日は視界不良や湿度変化、さらには風の影響も重なることで、スリットの並びが崩れやすくなります。

スリットが崩れると本来想定される展開とは異なる動きが発生しやすく、“展開のズレ”を読んで穴を仕留めるチャンスが生まれます。

たとえば、

  • 1号艇の踏み込みが甘く、2・3号艇に差される
  • 外枠勢が強烈なダッシュで絞り込んでくる
  • 4カド勢が好スタートを決めてまくる

こうした展開のバリエーションは、雨の日だからこそ頻出します。

そのため、スタート展示や直前気象情報から「展開のズレ」を予測する能力が重要です。

以下に、穴狙いを成立させるための「雨の日の展開予測チェックリスト」をまとめました。

チェックポイント 注目ポイント例
スタート展示のバラつき タイミングが揃っているか、外が早いか
風の強さ・向き 向かい風ならダッシュ有利、追い風なら内残り
モーター性能(展示) 外枠で伸びがある選手は絞り込みの可能性あり
進入隊形の変化予兆 ピット離れの出遅れ、回り込み気配などが鍵

こうした「展開のズレ」を事前に察知し、予想に組み込めると一気に高配当が狙えるようになります。

ただし、展開予測はあくまで“仮説”であるため、信頼軸と組み合わせて穴目を押さえるバランス感覚が求められます。

「荒れる可能性がある=すべて大穴狙いにする」ではなく、展開ズレが現実化しそうなレースだけを精査して狙うのがプロの視点です。

雨巧者(雨に強い選手)を軸に舟券を構築するのもアリ

雨の日の競艇では、「雨巧者(あめこうしゃ)」と呼ばれる選手が存在します。

これは、雨の日にパフォーマンスが落ちず、むしろ好成績を残す傾向にある選手たちのことです。

なぜ雨巧者が生まれるのか?その背景には、次のような要因があります。

  • ホーム水面が雨の多い地域にある(雨への慣れ)
  • モーター整備や回転合わせが上手く、悪条件でも対応可能
  • スタート感覚が鋭く、視界が悪くても精度が落ちにくい
  • 精神的に動じないタイプで、天候変化に強い

つまり、雨の日に限って成績が良くなる選手には一定の傾向とスキルがあるのです。

雨の日に舟券を買う際、こうした「雨巧者」を見極めて軸に据えることで、他の予想家が気づかない優位性を確保できる可能性があります。

以下は、雨巧者を見極めるためのヒント。

判断材料 見るべきポイント例
過去の雨天時の戦績 「雨開催日の勝率」「3連対率」に注目
出身地とホーム水面 雨の多い地域(徳山、唐津、芦屋など)なら慣れに期待
整備コメント・スタート精度の傾向 「合わせやすい」「視界が悪くても問題ない」などの発言
ターン時の安定感・経験値 ベテラン選手や職人肌のターン巧者は雨でもブレにくい

特に注目したいのは、「晴れの日よりも雨の日の成績が明らかに良い選手」です。

こうした選手をデータから拾っておけば、雨開催のたびに“期待値の高い買い目”を構築できます。

もちろん、毎回の再現性は保証できませんが「悪条件でも崩れない選手=保険になる存在」として舟券戦略の柱にできます。

雨の日の予想では、ただ荒れそうな展開を読むだけでなく「誰なら信頼できるか?」という基軸の発想が非常に重要。

その答えのひとつが、この「雨巧者」を活用した舟券の組み立て方です。

雨の日に注目したい「雨巧者」な選手たち

雨の日に注目したい「雨巧者」な選手たち

ここからは、具体的に「雨の日に強い=雨巧者」として注目すべき選手を紹介していきます。

これまでのパートで雨巧者の特徴や見極め方について触れてきましたが、ここではさらに踏み込んで、実際に雨開催で高いパフォーマンスを見せている選手たちをピックアップします。

雨の日の舟券で迷ったとき、これらの選手を基準にすることで、精度の高い予想を組み立てやすくなります。

選手の具体名に加えて、「なぜこの選手が雨巧者なのか?」という根拠にも注目してください。

今後の雨開催で差をつけるための、有力な“指名候補”を押さえていきましょう。

雨のレースで勝率が上がる注目選手は誰?

ここでは、過去のデータや傾向から、雨の日に成績が安定している注目選手をいくつかピックアップして紹介します。

以下の選手は、雨天開催時に高勝率を誇るだけでなく、スタートや整備対応にも強みを持つ、まさに“雨巧者”と言える存在です。

※データは過去の雨天開催での勝率・3連対率、各選手のコメントや実績を参考に選出。

選手名 所属支部 雨開催での特徴
峰竜太 佐賀 悪天候でもスタート精度が高く、強気の攻めが光る
毒島誠 群馬 雨の日でも整備力・立て直し力が高く安定感抜群
石野貴之 大阪 荒れ水面に強く、風雨に強いレース運びが得意
瓜生正義 福岡 雨の日でも冷静なレース運びと自在なコース取りが持ち味
守田俊介 滋賀 スタート力とレース展開の読みが鋭く、雨天時に力を発揮

これらの選手は、「雨でも崩れない」という信頼感があるため、予想の軸として活用しやすい存在です。

特に、峰竜太や毒島誠は常に高水準の走りを見せるトップクラスであり、雨の中でもレースを支配する能力を持つと言えるでしょう。

雨の日の予想では、こうした“天候に左右されにくい軸”を見つけることが的中率アップの近道です。

ホーム水面が雨の多い選手は要注目!雨慣れの利点とは?

雨巧者の見極め方として、「ホーム水面が雨の多い競艇場で活躍する選手」に注目するのは非常に有効です。

理由は、地域によって降水量や気象条件には差があり、自然と“雨慣れ”している選手たちが存在するから。

たとえば、以下のような競艇場は全国的に雨の多いエリアとして知られています。

競艇場 所属支部 雨の多い時期・特徴
徳山競艇場 山口 梅雨や台風シーズンで雨開催が多い
芦屋競艇場 福岡 湿度・降水量ともに高く、雨対策が常態化している
唐津競艇場 佐賀 冬場の低気圧や秋雨前線の影響を受けやすい

このような水面をホームとする選手は、日常的に雨水面で走っているため対応力が高いと考えられます。

また、地元戦で雨に見舞われても「いつも通り」で済ませられる心理的余裕もプラスに働きます。

雨慣れの利点は単に経験値の多さだけではなく、以下のような“実践的メリット”があります。

  • ペラやギアケースの調整データが豊富にある
  • 雨天時の水面のクセを知っている
  • 雨時に必要なスタートの感覚を体得している

つまり、「雨が不利」ではなく「雨こそ武器にできる」選手がいるということ。

雨の多い支部のA1級選手や、地元戦で雨でも崩れない選手は、雨開催時に一歩リードできる存在と言えるでしょう。

荒れる競艇場ランキングでは全国24会場を対象に、荒れる会場をランキングでまとめているので、是非参考にしてみてください。

調整力・安定感のあるベテランも「雨巧者」になり得る

雨の日の競艇は、モーターの出力や水面抵抗、スタートタイミングなど複数の要素が不安定になります。

そんな中で信頼されやすいのが、調整力と安定感を備えたベテラン選手たち

若手選手に比べて経験が豊富なベテランは、突発的な天候変化にも冷静に対応できるだけでなく、機力のクセを掴む力・整備力・コース取りの柔軟性に優れています。

以下は、ベテラン選手が雨の日に強いとされる理由です。

  • 整備経験が豊富で、気象条件に応じた微調整が得意
  • スタートに慎重ながら正確で、スリットのばらつきを制御しやすい
  • 展開予測が的確で、荒れ展開にも乗じやすい
  • 冷静さと勝負勘があり、雨の波乱ムードにも左右されにくい

具体的に注目すべきベテラン選手の一例がこちら。

選手名 所属支部 雨開催での特徴
池田浩二 愛知 調整と整備に定評、常に機力を引き出せる
平田忠則 福岡 地元芦屋・福岡の雨水面に慣れており、冷静なレース運びが魅力
今垣光太郎 石川 経験豊富で水面状況の見極めが早く、スタート精度も高い

ベテランは「若さで攻める」というよりも、“崩れにくい軸”としての信頼感が強みです。

雨の日の不安定なレースにおいて、舟券の柱に据えるには最適な存在。

特に、「雨開催で大荒れしそうだけど信頼できる選手が見つからない…」という時に、このタイプの選手が予想の救世主になってくれるかもしれません。

まとめ|雨の日でも“差がつく競艇予想”は可能!

まとめ|雨の日でも“差がつく競艇予想”は可能!

ここまで、雨の日の競艇に関する影響・データ・予想のコツ・注目選手まで、徹底的に解説してきましたが・・・

これらの情報をどう活かしていくべきか?

結論としては、雨の日でも「セオリー重視+ひと工夫」で差をつける予想が十分可能だということ。

「雨=荒れるから何が起きても仕方ない」と諦めるのではなく、“微差が結果に直結する”と捉えるべきでしょう。

雨の日こそセオリー重視+ひと工夫で差がつく

雨が降っても、基本的な舟券セオリー、たとえば「イン有利」「A1信頼」は大きく崩れません。

しかし、ちょっとした違い、たとえば整備力やスタート勘、水面への適応力などが明暗を分けやすくなります。

そういった“目に見えにくいポイント”を意識して予想に組み込めるかどうかが、結果に大きく影響します。

特に注目したいのが以下の3点。

  1. 雨巧者かどうか(実績や所属支部)
  2. モーターの雨適性(回り足中心の機力評価)
  3. 展示やコメントからの判断強化

つまり、「セオリーを守る」だけでなく「もう一段深掘りする」ことで、差がつくのです。

無理に穴狙いせず、データと展開を味方に付けよう

雨の日のレースだからといって、無理に大穴を狙う必要はありません。

むしろ、天候や水面傾向に翻弄される人が多いからこそ、冷静に“堅実+α”の予想ができる人が勝ち残る構図になります。

  • 晴れと雨のデータ比較で「何が変わるか」を理解する
  • 展開の崩れやすさを踏まえて、「あえて狙う展開」を見つける
  • そのうえで、舟券のフォーメーションを柔軟に設計する

このように、データと展開、そして選手特性をバランスよく取り入れた予想が、雨の日でも強い予想家の共通点。

本記事で紹介した知識と分析をもとに、次の雨開催で“差のつく舟券”をぜひ体感してください。

雨の日の競艇で勝つための裏技

最後まで記事を読んで頂いた方だけに・・・

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検証開始から現在までの戦績と、雨の日の戦績をまとめてみたので、是非参考にしてみてください。

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2位:競艇バーニング
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3位:GALAXY
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雨天時の戦績
(総合成績)
46戦41勝5敗
(478戦398戦80敗)
31戦28勝3敗
(356戦301勝55敗)
15戦11勝4敗
(321戦261勝60敗)
的中率 89.1% 90.3% 73.3%
回収率 265.6% 416.7%% 198.2%
収支 +785,400円 +981,150円 +260,800円
最高払戻金 68,800円 702,000円 32,200円
券種・点数 3連単・8点 3連単・10点 3連単・5点
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