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競艇女子戦の買い方完全ガイド!荒れる理由や出目傾向・男女差・特徴まで徹底解説

女子戦のアイキャッチ

競艇の女子戦(レディース戦)は、男子戦とは一味違う展開が多く、一見難しいようで実は“法則”があるレースです。

この記事では、女子戦の特徴・出目傾向・勝ちやすい買い方・男女差のポイントを、データと実例を交えてわかりやすく解説します。

さらに、オールレディース・ヴィーナスシリーズ・クイーンズクライマックスなど、主要大会の違いも徹底網羅。

この記事を最後まで読めば、女子戦の全てを理解でき、予想精度と回収率が一気に上がるはずです。

目次

競艇の女子戦とは?男子戦との違いをわかりやすく解説

競艇の女子戦は、男子戦とは展開の傾向や予想のポイントがまったく異なる傾向があるのです。

レース構成や出走選手の特徴、さらにはスピード感や戦略にも明確な違いがあり、女子戦ならではの“読み方”を知ることが勝率アップの鍵となります。

ここでは、女子戦の基本的な仕組みと、男子戦との違いを以下3つの項目に分けて解説。

  1. 女子戦は女子選手だけで構成される特別レース
  2. 混合戦(男女戦)との違いと女子戦の魅力
  3. 男子との体重差・スタート力・調整力の違い

女子戦は女子選手だけで構成される特別レース

競艇の女子戦は、その名の通り女子選手のみで構成されるレース

「オールレディース」や「ヴィーナスシリーズ」などが代表的で、すべての出走艇が女子選手によって操られるのです。

女子戦は男子戦に比べて選手数が限られていることや、女子選手同士の対戦経験が多いことから、選手の特徴や得意コースが比較的掴みやすいというメリットもあります。

また、近年は女子レーサーの実力が年々向上しており、スピードと技術の両立した戦いが増えている点も魅力の一つです。

混合戦(男女戦)との違いと女子戦の魅力

男女混合戦では、男子選手と女子選手が同じレースに出場します。

一方で女子戦は、女子だけのフィールドで行われるため、体格差やパワー差が影響しにくく技術と判断力が勝敗を分ける傾向にあるのです。

Point!
  • イン逃げが決まりにくい
  • スタートがややばらつきやすい
  • まくりやまくり差しが決まりやすい

上記のような特徴があり、高配当を狙いやすいという点でも人気があります。

「女子戦は荒れる」と言われるのは、この展開の多様さに理由があるのです。

男子との体重差・スタート力・調整力の違い

男女の大きな違いとして、まず挙げられるのが体重差

ボートレースでは体重が軽いほど加速が速くなりますが、同時にターン時の安定性に影響することもあります。

女子選手は男子より平均体重が軽いため、直線の伸びでは有利になる一方で、ターン後の立て直しには繊細な操縦が求められるのです。

また、スタート力やプロペラ調整の感覚にも男女差が見られます。

女子戦では平均的にスタートが慎重な傾向があるため、フライングを避ける選手心理が展開に影響。

その結果、まくりが決まりやすい展開になりやすいのが女子戦の特徴です。

女子戦が「荒れる」と言われる理由とは?5つの特徴をデータで解説

「女子戦は荒れる」と聞いたことがある方も多いでしょう。

実際、男子戦に比べて高配当が出やすい傾向があり予想の難易度も上がります。

しかしこれは「運任せ」ではなく、女子戦特有の構造的な理由によるものです。

ここでは、女子戦が荒れやすいと言われる5つの要因を順に解説します。

Point!
  • 1号艇の信頼度が男子戦よりやや低い
  • スタートタイミングがばらつきやすい
  • まくりが比較的多い
  • 枠なり進入が多く前づけは少なめ
  • 人気選手にオッズが集中しやすい

1号艇の信頼度が男子戦よりやや低い

実際の統計を見てみると、女子戦では1号艇の1着率が男子戦よりも若干低めという傾向が確認できます。

以下は、5年間の平均をもとにした「女子 vs 男子・コース別1着率比較」のデータです。

コース 女子戦 1着率 男子戦 1着率
1号艇 52.1% 56.4%
2号艇 17.1% 13.9%
3号艇 13.7% 12.1%
4号艇 10.9% 10.5%

また別の調査では、女子戦単独のデータとして1号艇の1着率を49.8 %とする数値も報告されており、全体平均より約5ポイント低いという指摘もあります。

これらの数字から「女子戦ではイン信頼度が男子戦より下」と言えるでしょう。

スタートタイミングがばらつきやすい

女子戦では男子戦に比べて、スタートタイミングが全体的に慎重です。

これは、女子選手がフライングを避ける傾向が強いためで、結果的に「ばらつき」が生まれやすくなります。

例えば、トップスタートを切った選手がまくりに行く一方で、外の艇が遅れ気味になると展開の波乱=高配当につながるのです。

さらに、スタートの精度は経験に依存するため、若手とベテランで差が出やすいのも女子戦の特徴。

このスタート差が「荒れる」最大の原因とも言えます。

まくりが比較的多い

決まり手の統計を使うと、女子戦では「まくり」が比較的多く現れる傾向も数値で裏付けられています。

決まり手 全レース平均 女子戦 差異
まくり 15.16% 20.13% +4.97%
まくり差し 11.92% 9.87% −2.05%
逃げ 49.94% 47.24% −2.70%

女子戦では、まくりが平均より約5ポイントほど高く出るケースがあるため、2〜4コースの選手からのまくり系仕掛けが決まりやすい展開になる可能性が上がります。

ただし、まくり差しや差しの割合はレース条件で変動するため、一律に断定するのはリスクがある点は注意です。

枠なり進入が多く前づけは少なめ

女子戦は、男子戦のようにコース取りで動く「前づけ」がほとんど見られません。

多くのレースが枠なり進入で行われるため、展開予想が立てやすい反面、スタートの出遅れ一つで一気に形勢が崩れることも。

この“固定進入+スタートの波乱”が、女子戦の荒れ方を際立たせています。

また、選手同士の信頼関係が強く、お互いの位置を尊重する文化が根付いているのも女子戦ならではです。

人気選手にオッズが集中しやすい

女子戦の画像

女子戦は男子戦に比べて出走選手数が限られ、実力上位の顔ぶれが固定化されやすい傾向にあります。

そのため、人気レーサーに投票が集中しやすく、“オッズの歪み”が起きやすいのです。

実際、1番人気の舟券的中率は男子戦よりも低く、人気の裏を突いた買い方(中穴・穴狙い)がハマる場面も多い。

冷静にデータを見て「人気=勝率ではない」ことを理解するのが、女子戦で勝つ近道です。

女子戦の出目傾向と狙い目コースを分析!

女子戦は、男子戦に比べて「中枠(2〜4号艇)」の活躍が目立つ傾向があります。

特にまくり展開が多く、展開次第では外枠からの一撃も十分あり。

ここでは、実際のコース別データを参考に、女子戦で狙うべきコースと買い方の方向性を分析していきます。

2〜4コースのまくり筋が浮上しやすい

女子戦では、2〜4コースのまくり・まくり差しが決まりやすいという傾向が見られます。

男子戦に比べてスタートのばらつきが大きいため、インが遅れた瞬間に中枠勢が一気に展開を作るケースが多いのです。

以下の決まり手データでも「まくり」の割合が女子戦で高いことが確認できます。

決まり手 全レース平均 女子戦 差異
まくり 15.16% 20.13% +4.97%
まくり差し 11.92% 9.87% −2.05%
逃げ 49.94% 47.24% −2.70%
Point!
  • まくり率が約5ポイント高い=「差し」より「攻め」が決まりやすい
  • 2〜4コースの仕掛けが決まると、内が崩れて高配当になるパターンも多い

3連単は中枠決着が増える傾向

女子戦では「インが逃げ切れない」展開がある反面、外までは届かず、中枠決着(2-3-4や3-2-1など)でまとまることが多いのも特徴。

過去の女子戦データを基にしたコース別1着率を見ると、2〜4号艇の平均が男子より高く「中コースの頭」が狙い目であることが裏づけられます。

コース 女子戦 1着率 男子戦 1着率
1号艇 52.1% 56.4%
2号艇 17.1% 13.9%
3号艇 13.7% 12.1%
4号艇 10.9% 10.5%
買い方
  • フォーメーション例:2–3–1・3–2–4・3–4–1
  • 1号艇を2・3着固定にして“中枠まくり展開”を意識するのが効果的

高配当を狙うなら5・6号艇絡みをチェック

女子戦では外枠からの一発逆転も意外と多い傾向も。

インが崩れたレースでは、展開を突いて5・6号艇が2着・3着に絡むケースが頻発します。

コース 女子戦 2・3着出現率 傾向
5号艇 約27% まくり差し展開で浮上
6号艇 約22% 展開次第で3着食い込み多め
Point!
  • 外枠勢は展開頼みだが、荒れたときの高配当要因になる
  • まくり決着想定なら「3–5–6」「4–5–2」などの穴狙いフォーメーションが有効

競艇女子戦の買い方・予想のコツ5選

女子戦は「荒れる」と言われますが、展開の読み方と買い方の工夫次第で回収率を安定させることが可能です。

ここでは、実際のデータやレース傾向を踏まえた「女子戦を攻略するための6つのコツ」を解説します。

  1. 実力上位の選手を軸にする
  2. 女子戦に強いプロ予想を参考にする
  3. 事故率・スタート成績を重視
  4. 展示航走で伸び・安定感を確認
  5. 買い目はやや広めに構成して波乱に対応
  6. オッズと資金配分で回収率を最適化する

ご覧ください。

実力上位の選手を軸にする

女子戦は、男子戦よりも選手間の実力差が明確に出やすい傾向があります。

トップ選手は女子戦のみを中心に走ることが多く、経験値・整備力ともに安定しているのです。

特に以下のようなデータを基準にすると、軸選びがブレにくくなります。

注目データ 狙い目の基準
勝率 6.00以上なら安定感◎
2連対率 50%以上で軸候補
平均ST(スタートタイミング) 0.15前後ならトップ級

女子戦では「名前で買う」よりも「数値で買う」。

成績が安定している選手を軸にすることで、波乱の中でも的中率をキープできます。

女子戦に強いプロ予想を参考にする

女子戦は非常に荒れやすいため、予想に自信がない方が当てに行っても資金を減らしてしまう可能性が高いです。

ただ、荒れやすいということはその分高配当が出やすいということ。

実際、その状況を見方に付けて女子戦で荒稼ぎしているプロが存在します。

そこで、女子戦で大活躍中のプロ予想が確認できるサイトをまとめたので、ご覧ください。

競艇プロ 公式サイト 女子戦での収支 的中率/回収率
ボートレスキュー
ボートレスキューのアイキャッチ
CTA02 +1,209,600円 75.3%/193%
競艇アタルカ
ATARCAのアイキャッチ
CTA02 +494,200円 82.1%/188.2%
ボートレースパレード
ボートレースパレードのアイキャッチ
CTA02 +1,214,400円 79.3%/167.2%

いずれのサイトも、女子戦とは相性抜群で素晴らしい成績を記録しています。

ただ、各サイトごとに予想のスタイルや公開数・キャンペーンの有無が大きく変わってくるのです。

そのため、大事なのは自分に合ったサイトを選ぶこと。

よく当たる無料予想サイトの中から、ご自身にピッタリのサイトを見つけて、高配当が期待できる女子戦で稼いで行きましょう。

事故率・スタート成績を重視

女子戦はスタートが慎重な分、事故率(転覆・F・L)が結果に大きく影響します。

事故率が高い選手は心理的にスタートを控える傾向があり、スタート遅れから展開を崩すケースも起こるのです。

Point!
  • 事故率0.3以上 → スタート遅れリスクあり
  • 事故率0.1以下 → 安定して展開に乗りやすい

レース表や選手プロフィール欄の「事故率」「F休み履歴」をチェックするだけでも、“荒れるレース”を事前に見抜くことができます。

買い目はやや広めに構成して波乱に対応

女子戦は展開の波乱が多く、1点集中よりも広めの買い方が有効です。

例えば男子戦であれば3連単3〜4点買いでも十分ですが、女子戦では5〜8点程度を推奨します。

買い方 想定 効果
2–3–4 / 3–2–1 / 3–4–1 中枠まくり決着 中穴狙い
3–5–6 / 4–5–2 外枠絡み 高配当狙い
1–2–3 / 1–3–4 人気レース 堅実狙い
Point!
  • レース展開の幅をカバーする「フォーメーション買い」が女子戦では特に有効。
  • 的中率よりも回収率(トータル収支)を意識するのが勝ち方のコツです。

展示航走で伸び・安定感を確認

女子戦は、プロペラ調整やモーターのクセが成績に直結します。

展示タイムが良くても本番で伸びが止まるケースもあるため、展示航走の走り方に注目しましょう。

Point!
  • ターンで滑っていないか(まわり足)
  • 直線で前を追えているか(伸び足)
  • スタート展示の反応が早いか

女子戦では整備力や体重差が影響するため、展示と本番の差が小さい選手ほど信頼度が高いです。

オッズと資金配分で回収率を最適化する

女子戦は人気選手にオッズが集中しやすく「1番人気=勝つ」ではなく「人気の盲点を突く」のがポイント。

Point!
  • オッズ5〜15倍台を中心に狙う
  • 20倍以上は1〜2点だけ厚めに抑える
  • 低オッズ(2〜3倍台)は“切る勇気”も必要

トリガミを避けるために、オッズを見ながら資金配分を変えるのが上級者の戦略です。

男女混合レースで女子選手を狙うときの注意点

女子選手が男子と同じレースに出場する「混合戦(男女戦)」では、純粋な女子戦とは展開や結果の傾向がまったく異なります。

体格差やスタート力、整備力などの違いが明確に影響するため、女子選手を買うなら「勝てる条件」を正しく見極めることが重要です。

そこで、以下3つの注意点を解説していきます。

  1. 体重差による出足・まわり足の違いを意識
  2. スタート展示で男女差を確認する
  3. 調整力と整備技術で差が出やすい

ご覧ください。

体重差による出足・まわり足の違いを意識

一般的に男子選手の方が体重が重いため、ターン時の安定感や出足の力強さに優れています。

一方、女子選手は男子選手と比べて軽量です。

そのため、ターン後に艇が浮きやすく、立て直しが難しいと言われていますが、直線ではスピードに乗りやすいと言われています。

したがって、混合戦で女子選手を狙うなら直線重視の水面(平和島・唐津など)や、まくり差しが決まりやすい場面を狙うのがポイントです。

スタート展示で男女差を確認する

男女混合戦では、平均スタートタイミングにも差があります。

全国平均で見ると、男子の平均STは0.15前後、女子は0.17〜0.18前後。

わずか0.02秒の差ですが、スタート勝負の競艇では致命的な差となります。

そのため、混合戦では男子が先行しやすく、女子選手は展開待ちのレースになりがち。

ただし、女子選手の中でもSTが0.15以下の選手は例外で「スタート巧者」として穴人気になることもあります。

調整力と整備技術で差が出やすい

女子戦の画像

整備やプロペラ調整は、経験と感覚の差が如実に出る部分。

混合戦では、男子選手の方が調整技術やエンジン出しの経験値が高いため、モーター差があると女子選手が苦戦しやすい傾向があります。

ただし「女子選手の中でも整備巧者」は存在します。

以下のようなタイプは、混合戦でも十分に戦える実力派です。

タイプ 特徴 狙い目条件
整備型 整備ノートを駆使し、安定した機力を作る モーター2連対率が高いとき
スタート型 スタートで展開を作るタイプ 追い風・ダッシュ有利の水面
実力派 混合戦でも勝率6.00以上を維持 内枠時の堅実買いが有効

女子選手を混合戦で買うときは「機力」「モーター2連対率」「展示伸び」を優先してチェックするようにしましょう。

主要な女子戦シリーズの違いと特徴一覧【2025年版】

女子競艇には、PG1(プレミアムグレード1)からG3まで、さまざまな格式の女子限定レースがあります。

それぞれに出場条件・レースレベル・狙いどころが異なり、どの大会をどう見るかで予想精度が大きく変わるのです。

ここでは2025年版として、オールレディースやヴィーナスシリーズを始めとした主要な女子戦シリーズの違いをわかりやすく解説します。

PG1 スピードクイーンメモリアル(最速女子による新設PG1)

「スピードクイーンメモリアル」は、2025年に新設された女子限定のPG1競走。

その名の通り、女子レーサーの中でも最速タイムやスピード指標に優れた選手が集う新しいハイレベル大会です。

スピードを最大限に活かすレース構成になるため、展示タイムの速い選手や伸び型モーターを持つ選手が躍動します。

男子戦顔負けのハイスピード決着が多く、スタート勝負とまくり展開が増える傾向にあり、ファンの間でも“スピード女王決定戦”として話題を集めているのです。

PG1 レディースチャンピオン(女子の頂点を決める大会)

夏の風物詩ともいえる「レディースチャンピオン」は、年間成績上位の女子選手だけが出場できるPG1であり、まさに“女子の頂点”を決める一戦です。

実力者が揃うため、イン逃げの信頼度が比較的高く、男子戦に近い安定した展開になりやすいのが特徴。

ただし、準優勝戦や優勝戦ではモーター力の差が勝敗を左右するケースも多く、展示気配や直線伸びを重視することで、堅実なレースでも穴目を拾える可能性があります。

PG1 クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)

「クイーンズクライマックス」は、その年の賞金ランキング上位選手のみが出場できる“女子賞金女王決定戦”です。

1年間を通して最も活躍した選手たちが集結するため、出場するだけでも名誉とされる格式高い大会となっています。

また、年末開催ということもあり、出場選手の整備力や調整力が極限まで高まる中、レースは高精度なターン合戦となり、イン優勢の展開です。

「実力×機力×勝負勘」がすべて揃う選手を軸にすると好結果が得やすい大会と言えるでしょう。

G2 レディースオールスター(ファン投票上位者)

「レディースオールスター」は、ファン投票によって出場選手が決定する特別なG2競走です。

人気実力者が集う一方で、ファン人気重視のため実力差がやや開く傾向があります。

その結果、実績のない選手が好スタートを切って波乱を起こす展開も珍しくありません。

人気選手にオッズが集中しやすい大会なので「実力はあるが人気が薄い中堅選手」を狙うことでオッズの歪みを突くチャンスがあります。

G2 レディースチャレンジカップ(賞金上位20名)

「レディースチャレンジカップ」は、その年の賞金ランキング上位20名が集結するG2競走。

年末の「クイーンズクライマックス」への前哨戦的な意味合いも持ち、選手のモチベーションは非常に高いです。

予選では攻めの走りが多く、2〜4コースのまくりやまくり差しが決まりやすい傾向がある一方、準優・優勝戦では地力が反映され、インの逃げ切り率が上昇します。

そのため「予選=中枠勝負、決勝=イン信頼」という二段構えの買い方が有効です。

G3 オールレディース(女子レーサー全員対象)

「オールレディース」は、女子レーサー全員に門戸が開かれたG3競走で、年間を通じて最も多く開催される大会。

経験値・実力ともに幅広い層が出場するため、波乱の要素が強いレースとして知られています。

特に新人やB級選手が出走するレースでは、スタート遅れやターンミスによるまくり展開が多発し、中枠・外枠が浮上するシーンも頻繁に見られるのも特徴。

そのため、データ分析を軸に広めの買い方で回収率を狙うのがポイントです。

G3 クイーンズクライマックスシリーズ(QC前哨戦)

同時期に開催される「クイーンズクライマックス」と並行して行われるのが「クイーンズクライマックスシリーズ(G3)」です。

賞金女王決定戦にはあと一歩届かなかった選手たちが出場し、賞金上積みと来季A1昇格を狙う熱い戦いが繰り広げられます。

選手のモチベーションが非常に高く、攻めの姿勢が目立つため、特に3・4コースのまくりや差しが決まりやすい傾向があるのです。

展示で伸び足の良い選手を見極め、穴狙いのレースとして注目したい大会と言えます。

ヴィーナスシリーズ(登録16年未満中心+OG枠あり)

「ヴィーナスシリーズ」は、登録16年未満の若手・中堅レーサーが中心となる女子限定戦。

2020年以降はOG枠が設けられ、ベテラン選手がゲスト参戦するケースもあり、若手の勢いとベテランの技術が交錯する見応えのあるシリーズです。

レース傾向としては、若手選手が積極的に攻めるため、スタートが速い選手のまくり決着が多いのが特徴。

勢いのある選手や展示タイム上位を中心に予想を組み立てると、的中率・回収率ともに伸びやすいです。

競艇女子戦でよくある質問(Q&A)

女子戦は独自の傾向や魅力が多く、男子戦とは一味違う楽しみがあるレース。

ここでは、初心者から中級者までが気になる「女子戦の疑問」をデータと実例を交えて解説します。

    • Q1
      女子戦はなぜ荒れる?
      女子戦が荒れやすいのは、選手の実力差が大きく、スタートが不安定になりやすいため。
    • 特に若手やB級選手が多く出場するレースでは、ターン技術や判断力の差が顕著に出ます。
    • その結果、まくりやまくり差しといった展開が増え、万舟券が頻発。
    • 「1号艇絶対」では通用しにくい点が、女子戦の最大の特徴です。
    • Q2
      女子戦で勝つための基本戦略は?
      女子戦では「安定感のある選手+展開を作る選手」を軸にするのが基本。
    • 平均STと展示タイムを重視すると、勢いのある選手を見抜けます。
    • また、事故率の高い選手を避けることでムダな外れを減らせるでしょう。
    • 男子戦よりも展開重視で、2〜4コースを中心に組み立てるのが有効です。
    • Q3
      賞金・人気女子レーサーの現状は?
      2025年の女子レーサーは、実力・人気ともにハイレベルな時代に突入しています。
    • トップ選手の年間賞金は3,000万円を超えることもあり、女子戦だけで十分稼げる環境です。
    • 遠藤エミ・鎌倉涼・平高奈菜などは実力と人気を兼ね備えた代表格。
    • 推し選手を追う楽しみと、実力勝負の緊張感が女子戦の魅力です。
    • Q4
      初心者でも女子戦で勝てるコツは?
      初心者は「荒れる前提」で、買い目を少なく絞ることが大切です。
    • 2〜4コースのまくり筋を中心に、モーター2連対率が高い艇を軸に選びましょう。
    • 展示タイムとスタート勘を重視すれば、自然と堅実な買い方が身につきます。
    • オッズに惑わされず、データと勘の両方を活かすのが勝利の近道です。

【まとめ】女子戦は荒れるからこそチャンス!特徴とデータを掴んで勝率アップを狙おう

女子戦は、男子戦よりも実力差が大きく展開が読みにくい一方で、データを掴めば大きなリターンを狙える舞台。

イン逃げ一辺倒ではなく、スタート精度・モーター力・選手の安定感を分析することで、波乱を利益に変えられるでしょう。

特に2〜4コースからのまくり展開や、機力上位の中堅選手を狙うことで、意外な高配当を拾うチャンスがあります。

主要シリーズごとの傾向や出目を理解すれば、女子戦の“荒れ”も読めるようになるはずです。

データと経験を積み重ねて、“女子戦を得意にすること”が、競艇で勝ち続ける近道と言えます。