競艇の出遅れとは?舟券代の返還・出遅れの原因なども徹底解説!

Boat Withの五十嵐 秀です。

今回は競艇の出遅れについて解説します。

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着順を競い合う競技では、号令がなる前にスタートすると「フライング」となり、罰則・ペナルティが課せられます。

競艇でもフライングは禁止されており、犯してしまった場合は罰則の対象です。

ただ、競艇のスタート時は、フライング以外に「出遅れ」というルールが設けられていて、どんな着順を競い合う競技の中でも厳しいものと言えます。

今回は、そんな出遅れについて徹底解説!

出遅れてしまった場合の罰則・ペナルティや原因・返還についてもご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

本記事について
本記事の監修者 五十嵐 秀

Boat Withの検証結果や推奨利用方法は運営責任者である五十嵐 秀が監督しています。これまでの実績をもとに、数ある悪徳サイトの知識もしっかりと把握しており、どのサイトが信頼に値するのか細かく検証します。

競艇の出遅れとは?

競艇のスタートは、ピットアウト→待機行動→スタートという流れで行われます。

このスタート方式は「フライングスタート」と呼ばれ、他の公営ギャンブルにはないルールです。

コースに設置されている大時計が0秒から1秒の間にスタートラインを通過しなくてはならないため、タイミングが難しいルールといえます。

このタイミングよりも早くスタートしてしまった場合は「フライング」。

反対に、遅くなってしまった場合は「出遅れ」となります。

つまり、競艇の出遅れとは大時計が1秒をすぎた後にスタートラインを通過することです。

出走表・結果に「L」と表示される

競艇で出遅れが発生した場合、出走表や結果に「L」という表示がされます。

出遅れを表す「L」について

これは「レイト(late)」の略で、どの選手が出遅れに該当しているのかを示すものです。

ちなみに、フライングは「F」と表示されるため、こちらも併せて覚えておきましょう。

Boat With 運営責任者
五十嵐 秀のコメント
この表記は競艇予想において必要な要素の一つです。必ず覚えておきましょう。

競艇で出遅れた選手に対するペナルティ・罰則

競艇のスタートは特殊なルールが設けられていて、かなりタイミングを掴むのが難しいもの。

実際、月に1・2回は出遅れが起きている現状です。

そんな出遅れは、競艇のスタート時に設けられているルールであるため、当然該当する選手には「罰則」「ペナルティ」が課せられます。

では、その内容とはどのようなものなのか。

詳しくご紹介します。

失格及び斡旋停止

出遅れに対する罰則・ペナルティ「失格及び斡旋停止」

実際のレース中に出遅れでしまった選手は「失格」対象です。

加えて、その際に斡旋されているレースが終了後、30日間斡旋停止となります。

失格となった選手は、着順に関わらずレースの賞金を獲得できません。

かなり厳しいルールと思われることが多いですが、お金が関わってくるため仕方ないでしょう。

何せ、競艇はギャンブル。

失格となった選手が含まれる舟券は的中していても配当がつかないため、予想に費やした時間などを考えたら、競艇ファンからしても頂けません。

厳しい罰則・ペナルティが課せられているのは当然と言えるでしょう。

2回以上で即日斡旋停止

出遅れに対する罰則・ペナルティ「2回以上で即日斡旋停止」

1回のミスで大きな痛手となる出遅れですが、その節で2回以上犯してしまった場合1回目とは異なる罰則となります。

2回目以降に課せられる罰則・ペナルティの内容は「即日斡旋停止」です。

仮に、そのレース以降のレース出走が決まっていたとしても出走することはできません。

その際、給料を受け取ることができないため、選手にとって由々しき事態と言えます。

また、4期合計出走回数が60を下回った場合、強制引退の対象です。

そうなれば、選手として活動できなくなることは愚か、自身の未来も危うくなってしまうかもしれません。

非情な現実ではありますが、ルールなので仕方ないでしょう。

ただ、出遅れが発生した原因が選手責任外だった場合は罰則・ペナルティはありません。

あくまで、選手の不注意が主な罰則対象であるということを覚えておきましょう。

競艇で出遅れが発生したレースの舟券代は返還される

競艇で出遅れが発生したレースの舟券代は返還される

レーススタート時に出遅れてしまった選手は失格となり、その選手が含まれている舟券は無効となります。

無効となれば、当然配当がつくことはありません。

その舟券が当たっていた場合、買っていた方はかなりショックででしょう。

ただ、その舟券は無効扱いになるのと同時に「全額返済」という救済措置が講じられます。

仮に、その舟券が外れていた場合でも全額返済の対象です。

例えば「1-2-3」で決着したレースで、1号艇が失格となったとします。

この場合は、返還対象となる買い目は以下の通りです。

券種 買い目
3連単 1-2-3
3連複 1=2=3
2連単 1-2
2連複 1=2
拡連複 1-2/1-3
単勝 1
複勝

どの券種も1号艇が含まれている買い目。

これらの買い目を購入した金額「舟券代」が返還対象となります。

ただ、拡連複の「2-3」複勝の「2」は1号艇が含まれていない買い目のため、返還対象ではありません。

失格になった艇番を含む買い目のみ返還対象となる、ということを覚えておいてください。

競艇で出遅れが発生する原因について

競艇の出遅れの発生率は、月に1・2回程度。

1ヶ月で150レースくらいある中の1・2回なので、回数的には多くないと言えます。

ただ、出遅れが発生するレースにでくわし、仮に購入していた場合は簡単に水に流せるものではないでしょう。

回避できるならできた方が良いのは当然です。

では、出遅れはどのような時に起こるのか。

競艇の出遅れが起きる原因についてご紹介します。

ポイントは3つ。

  • 選手のミス
  • 天候の影響
  • 舟によるもの

それぞれ、詳しく解説します。

選手のミス

競艇で出遅れが発生する原因「選手のミス」

競艇の出遅れは、スタート時に発生するもの。

そのため、スタートがうまくいかなかった選手が出遅れとなることが多いです。

中でも、以下の2つは出遅れに多く関わってきます。

  • スタート前の転覆
  • よそ見

それぞれ詳しくご紹介しましょう。

スタート前の転覆

競艇は、インコースが有利な競技です。

そのため、スタート時のコースの奪い合いで操作ミスや衝突による「転覆」が起こることもあります。

そうなれば、当然大時計が0〜1秒の間にスタートラインを越えることができません。

結果、出遅れとなり失格対象となります。

2023年現在では激しいコースの奪い合いはほぼ無くなりましたが、後がない選手などが出走している場合は、スタート前の転覆につながるケースもあるでしょう。

よそ見

競艇のスタートは競輪や競馬のような号令がなく、選手自身が大時計を見てタイミングを計ります。

選手にとってかなり集中すべきポイントなのは言うまでもありません。

ただ、号令がならないことからよそ見をしてしまうケースも。

その場合は当然出遅れてしまい、失格となるのは避けられないでしょう。

これは稀なケースですが、実際に起きたことのある事例なので覚えておいてください。

天候の影響

競艇で出遅れが発生する原因「天候の影響」

競艇のスタートが遅れてしまうのは、選手のミスだけでなく「天候」が関わってくることも多いです。

特に、以下の2点は出遅れの原因となることが多いもの。

  • 強風
  • 高波

それぞれ詳しくご紹介します。

向かい風

競艇は競輪とは違い、選手の体力勝負になることはありません。

そのため、風による疲弊などは起こり得ないものです。

ただ、競艇で強風吹いている場合は、思ったよりも舟が進まないなんてことも。

特に、強い向かい風の時は出遅れが発生しやすくなります。

選手のミスではないためレース不成立となりますが、無駄な時間を使わないためにも天候チェックはしておきましょう。

高波

強い風が吹いているレースでは、高波が発生します。

高波が発生しているレースではスタートがうまくいかず出遅れとなるでしょう。

天候が荒れている日に開催されるレースは、このような不慮の事故が発生しやすいです。

天候のチェックをして、ある程度出遅れが発生するようなレースを予想しておくようにしましょう。

舟によるもの

競艇で出遅れが発生する原因「艇の影響」

競艇のレースは、人はもちろん舟も重要になってきます。

中でも、舟内部のモーターは競艇の着順に大きく関わってくるポイントです。

ということで、このモーターに関するポイントを2つご紹介します。

  • モーターの性能
  • アクシデント

それぞれ詳しく解説していきます。

モーターの性能

競艇のモーターは複数あり、それぞれ性能が異なります。

出遅れの原因となるモーターは、出足が悪いもの。

普段練習しているものよりも出足が悪ければ、出遅れになることを避けるのは難しいでしょう。

また、交換直後のモーターは調整をすることができないため、出遅れの原因となることもあります。

競艇予想をする際は、選手の実力だけでなく、モーターにも注目しておきましょう。

アクシデント

競艇のモーターは、永久的に使える代物ではありません。

当然、稼働時間の長さに比例し劣化していきます。

劣化しているモータを使っている場合、ショート・エンストなどのアクシデントが起きることも。

特に、引き波を受けると「キャビテーション」という現象につながりやすく、出遅れが発生しやすくなります。

実際に出遅れが起きたレースをご紹介!

ここまでで、競艇の出遅れがどのようなものなのかは理解できたと思います。

では最後に、実際に出遅れが起きたレースを見ていきましょう。

競艇ファンの中でも話題となったレースを2つご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

全艇出遅れ

2011年5月30日の津競艇8R。

「台風が接近」という最悪な天候の中で行われました。

風に煽られ転覆する危険があるため、安定板をつけての走行。

待機行動までは問題なく進みます。

しかし、風が強い上に向かい風という中でのスタートとなり全艇スタートが間に合わず出遅れとなりました。

本レースの責任は、台風が接近している中でレースを中断しなかった運営側。

選手責任外の出遅れのため罰則・ペナルティなどありませんでした。

前代未聞のこの珍レースは、2023年現在でも語り継がれています。

G1レースでよそ見

2021年4月1日に住之江競艇で開催された「G1太閤賞11R」。

競艇のグレードレースの中でも格式が高く、賞金額も高いレースです。

選手にとって重要なレースなのは言うまでもないでしょう。

そんな本レースで出遅れてしまったのは、1号艇で出走していた濱野谷憲吾選手。

出遅れの原因はよそ見です。

結果、ギリギリ間に合い出遅れで失格とはなりませんでしたが、深いインコーススタートということもあり最下位となりました。

2023年現在でもA1選手として活躍している選手なので、今回のようなことが起きないように注意してほしいですね。

競艇の出遅れまとめ!

今回は、競艇の出遅れについてご紹介してきました。

いかがだったでしょうか。

まとめると以下の通りです。

本記事のまとめ!
  • 競艇の出遅れはスタートタイミングから1秒以上遅れること
  • 出遅れた選手は失格となり複数回重なると即日帰郷となる
  • 出遅れた艇番が含まれる買い目の購入金額は全額返還される
  • 出遅れの主な原因は選手のミス・アクシデント・天候の3つ
  • 出遅れの原因が選手にない場合は罰則対象とはならない

スタートが重要な競艇という競技において、出遅れは選手だけでなく競艇ファンにとってもデメリットが大きいものです。

知らずに勝負している場合「損」をしてしまうかもしれません。

必ず理解し、天候や使用しているモーターなどのチェックは行っておきましょう。

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